勤務先の倒産をきっかけにクレジット・サラ金の借金で多重債務者となり、任意整理をした作者の借金返済日記と債務整理のQ&A

任意整理の流れ

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任意整理の流れ | 借金女王-多重債務者の返済日記と債務整理FAQ

法的に借金を整理することを「債務整理」といいます。
債務整理の方法として「自己破産」「任意整理」「個人再生」「特定調停」といった手段があります。
私はこの中の「任意整理」という方法で2000年~2003年に借金を整理しました。
これは弁護士が直接債権者と話し合って今後の返済額や返済方法を決める方法です。

現在は事例や判決も蓄積され、もっとスムーズに進むと思いますが、私が体験した当時の流れをご紹介します。

(収入)-(生活費+返済額)<0 ならば債務整理が必要です。
「返すために借りる」生活をしている人は、今すぐ決断!

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地元の相談窓口へ電話予約

  • 法テラスや各地の弁護士会が運営している借金問題専用の相談窓口がおすすめです。
  • 自治体などが主催する「法律相談会」等は、必ずしも債務整理に明るい専門家を呼んでいるとは限らないので、よく確かめてから相談してください。
  • 金融業者が紹介する弁護士は「提携弁護士」など悪徳な方の場合もあるので要注意。
  • ネット上で「コンサルタント」等と名乗って相談を受け付けている一般企業やNPOの中にも悪質な団体があります。
  • 自分で悪質かどうかを見分けられる自信がない人は、最寄の弁護士会への相談を強くお勧めします。

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相談窓口で相談

見栄を張らずに「自分のありのまま」をすべて話しましょう。
事前に以下の資料をまとめておくと相談がスムーズに進みます。

1.現在の借入状況のメモ

社名・住所・現在の債務額と利率・最初の借入日と借入金額、現在の月々の返済額・借入時の契約書
★契約書は無くてもなんとかなります
★最初の借入日は正確な日付がわからなくても、記憶をたどって「何年何年何月ごろ」かを思い出してください

2.現在の収入(手取り)
3.現在の生活費

「切り詰めたらここまで減らせる」というものではなく、今現在の毎月の支出です

4.自分はどうしたいのか

もう「破産」したいと思っているのか、なんとか返済したいと思っているのか

5.月々の返済可能額(なんとか返済したいと思っている場合)

収入から生活費を引いたものが「返済可能額」となりますが、急な冠婚葬祭などの出費も考えた上で、何があっても返済して行ける確実な金額を算出して下さい。

6.その他不安に思っていること、聞いておきたいこと

メモにしておいた方が、後で「聞き忘れた」ということがなくなるので安心です。

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債務整理の方針を決めて弁護士に委任

  • 相談を受けてくれた弁護士に委任するのが原則ですが、相談所窓口に別の弁護士を紹介してもらえる場合もあります。
    「家が遠い」場合や、「どうも相性が…」という場合もとりあえず相談してみましょう。
    弁護士さんとは長いお付き合いになりますから、「この人なら信頼できる」と思える弁護士さんにお願いするのが良いと思います。
  • 「破産」か「任意整理」か「個人再生」かはその場で決まらない場合もあります。
    概ね3年間で分割返済が可能でないと「任意整理」は難しいようです。
    つまり債務が500万円でも毎月15万の返済能力があれば任意整理は可能ですし、100万円の債務でも毎月1万円しか返済能力がなければ任意整理は難しい、ということになります。
    債務額と返済能力のバランスがギリギリの場合は、弁護士が利息の再計算等を行った上で、整理方法を決定することもあります。
  • 極端に過払い金が多い場合などを除いては、一般に個人再生の方が任意整理よりも総返済額は少なくなる可能性が高いです。
    住宅ローンを抱えている方や、ある程度所得が安定している方は、個人再生も検討してみてください。

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弁護士事務所で委任契約/着手金の支払い

  • 弁護士に債務整理を委任すると、弁護士から債権者各社に「受任通知」が送られ、各社からの電話や郵便による「取り立て行為」はなくなります。
    それでも電話をしてくる業者は違法ですから、「弁護士に委任した」と言って 弁護士の名前や連絡先などを伝え、すぐに電話を切りましょう。そしてすぐに弁護士に報告を。
  • 正式委任前でも、債務整理をすることを決めたら、返済はストップして構いません。
    返済する分を弁護士費用に回した方が賢明です。
    受任通知が届くまでは、督促の電話等が来ますが、「債務整理をすることにしました。数日以内に弁護士の受任通知が届きます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」と言って、謝りましょう。
    多少イヤミを言われる場合もありますが、迷惑をかけるのは事実なのですから、それぐらいはガマンしましょう。
  • 着手金は、私が任意整理をした頃は弁護士会で報酬基準が定められていて、借入社数×2万円+消費税・諸経費でした。
    現在は報酬基準も無くなり、弁護士がそれぞれ独自に設定しています。
    着手金は無しで成功報酬のみ、という弁護士も増えてきているようです。
    料金は遠慮せずに事前にきちんと確認し、曖昧なまま支払わないようにしましょう。
    料金を明示しない弁護士・司法書士には委任しない方が賢明かもしれません。

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弁護士への積立て送金(着手金残金の支払い)

  • 弁護士によって若干方法が異なるようですが、委任後は毎月一定額を弁護士に送金して積立てて行く方法が多くとられているようです。(送金額は自分の返済能力を考慮して弁護士とよく話し合って下さい)
    この積立金は着手金が満額になるまでは着手金に充当され、以降は返済の原資や弁護士への報酬に充当されることになります。

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弁護士から各社への和解案提示

  • 着手金を払い終わると、弁護士は各社との交渉を開始します。
    まずは、各社に取引履歴の開示を請求し、それを利息制限法に基づいて計算し直した金額を元に、本人の返済能力に合った月々の返済額や将来利息の免除などを交渉してくれます。
  • 利息引き直しの結果、すでに多く払いすぎている(過払い)ことが判明する場合もあります。
  • 法改正によって2010年にグレーゾーン金利は撤廃されました。
    貸金業各社は法改正前の2008年頃から、貸付利息の上限を利息制限法以内に引き下げたので、それ以前の借入が無い場合、過払い金は発生しません。(詳しくはFAQなどをお読みください)
  • 過払いがあっても、私が債務整理をした当時は全額返金されない場合や、過払いを取り戻すために訴訟を起こす必要がありました。現在は事例や判決が蓄積され、過払い金は弁護士を通じた請求によって原則すべて返還されます。
  • 途中経過は弁護士に聞けば教えてくれます。(私は主にメールでやり取りしていました)
    希望は遠慮しないできちんと言いましょう。(お金を払って弁護士を雇っているのですから、当然です。「先生」だからと言って遠慮するのは損です)
  • 和解は1ヶ月や2ヶ月で簡単にまとまるとは限りません。私も委任後5年経っても和解できず、結局時効を援用して債務をゼロにした業者もあります。
    逐次弁護士に報告を入れてもらいながら気長に和解成立を待ちましょう。

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和解がまとまった相手から順に返済開始

和解がまとまった相手から順に返済を開始します。
私は債権者各社には自分で送金し、弁護士へは当初の積立額からその分を差し引いて送金していましたが、和解成立後も最初と同じ金額を弁護士に送金し続け、弁護士から債権者に送金する方法を取る場合もあるようです。
弁護士から送金してもらう場合は、1件の送金ごとに1000円前後の手数料が課金されることが多いようです。
社数や返済期間が長いと、この手数料もバカになりませんので、各債権者へは自分で送金した方がお得です。

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弁護士へ報奨金の支払い

和解がまとまると、弁護士への報奨金が発生します。
私が整理した頃は、弁護士会の報酬基準に則って、着手金と同額を支払いましたが、現在は弁護士が個別に金額を設定しています。
これも、弁護士への積立金の中で清算されるのが一般的なようです。

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晴れて完済!
計画的な生活をこころがけ、二度と多重債務者にならないようにしましょう

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