借金女王

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返済日記

債務整理をはじめた2000年5月から、2003年8月の完済までの日記です。
現在の日記はblogで更新中です


2003年6月の日記

2003年6月9日

ヤミ金画像

先月半ばぐらいから、ある都(1)の金融会社から融資の勧誘のメールが来るようになった。
都(1)とは、金融業者は都道府県に登録しなければ開業することができないのだが、このうち東京都に登録している業者の登録番号の前につく符号である。都(1)の、( )の中の数字は、義務付けられている登録更新の度に数字が増えて行く。つまり、都(1)第****号の業者は、開業して間もない業者である。
最初の登録は、一定の要件を満たしていれば誰でもできるが、更新までに何か問題があれば、当然更新はできない。
このため、いわゆる「ヤミ金」に分類されるような業者の中にも、登録番号を取って、いかにも信用のある業者のように見せかけて客を集めるところもある。
 更新は難しいから、すぐに廃業してしまい、また新たに別の名前で登録をし直す、という形で、いわば「万年 都(1)」のような業者も少なくない。
この業者がそういうところなのかどうかわからないが、メールの文面は以下のようなものだった。
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まったく同文のメールが2〜3日に一度、律儀に送られて来る。
メールは、このサイトで公開しているアドレスに送られてくるのだが、このアドレスはこのサイト専用のアドレスだ。サイト内の「メール送信フォーム」のページに書いてあるだけで、よそのサイトはもちろん、このサイト内でも他のページには一切記載していない。
このため、これまでこのような勧誘のメールが来ることは一切なかったのだが、この業者は、ロボット検索にもひっかからない、このメールアドレスが書いてあるページをわざわざ探し当て、借りる見込みの絶対にない私に、せっせとメールを送ってくるのだ。
私が債務整理中であることも、わかって送ってきている可能性も高い。そうであれば、整理中の人にも貸す会社だということだ。もしも借りてしまえば、その行く末は、押して知るべしだろう。
当然、しばらくは無視してそのまま削除していた。
しかし、余りにもしつこいので、試しに、そのメールに書いてある「配信停止依頼フォーム」のURLにアクセスして、「配信停止希望」の登録をしてみた。
もちろん、そんな登録をしても、あまり効果がないことはわかっていたが、一応、いわゆる「迷惑メール防止法」もできたことだし、ひょっとすると止めてもらえるのかな、という期待も多少はしていた。
しかし、やっぱり期待は外れてしまった。
すぐに、別の都(1)の金融業者から、勧誘のメールが来た。しかも、どういうつもりなのか、同じメールが5通も一度に送られてきた。
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やっぱり、業者間で個人情報のやり取りは行われているのだなぁ、と思いながらよくよく見てみると、社名・住所・URLなどはすべて別なのだが、差出メールアドレスは、最初の会社と同じものだった。
同じ業者が、複数の社名を使い分けているわけだ。
それぞれのホームページを見てみると、同一業者であることは歴然だ。多少レイアウトが違うだけで、画像類はほとんど同じものが使われている。上の会社のホームページに、下の会社の社名が入った画像ファイルまでそのまま流用してしまっている部分もある。
同じメールアドレスから送ってきたり、ここまで同じホームページを作ったりしているところを見ると、別に同じ業者であることを、ひた隠しにしようと思っているわけではないのかもしれないが、同じ業者である以上、配信停止を無視して、メールを送り続けるのは、迷惑メール防止法の「再送信禁止義務違反」になる。これも効果があるかどうかは疑問だが、通報フォームがあるので、一応、通報しておいた。
ところで、このメールの中にある「悪徳金融業者撲滅協会加盟店」というのは、何なのだろうか。ネットで「悪徳金融業者撲滅協会」を検索しても、1件もひっかからない。
上記2社のホームページの両方に「悪徳金融業者撲滅協会加盟店」と書いてある。
「まともな金融業者」であることを、強調したいがための、苦肉の策なのだろうが、こちらが聞いてもいないのに、自分から「私は悪い人ではありません」という人は、かえって胡散臭く見えるものだ。
これまで、金融業者のホームページをじっくり見たことはなかったのだが、今回のことを機会に、改めて読んでみることができた。
本当に切羽詰っている人は、こういうページを必死で探して、融資の申し込みをしているのかと思うと、とても切ない。
その検索の合間に、なんとかこのサイトを見つけて、「借りない方法」で今の借金を整理する術を身につけて欲しいと願うばかりだ。

2003年6月27日

 このサイトでは、簡単なアクセスログを取っている。
 個人サイトの場合、圧倒的に夜から深夜の時間帯(いわゆるテレホタイム)のアクセスが多いのが定石だと思うのだが、このサイトは意外と昼間の時間帯のアクセスが多い。お昼ごろから、深夜12時頃まで、比較的同じようなアクセス数になっている。
 接続元のホスト名も取得しているが、累計すると、結構co.jpドメインからのアクセスも多い。有名な大企業からもアクセスされている。私の取っているログでは、どの時間帯にどのホストからアクセスがあったかまではわからないのだが、多分、昼間に会社からアクセスしてきている人たちが相当数いるのではないかと思う。掲示板の書込み数も、昼夜まんべんなくある。
 また、曜日別で見ると、週末のアクセスは激減する。
 このようなデータを見ると、このサイトは、家でゆっくり見るサイトではなく、家族に知られないように、仕事の合間に会社からこっそり見るサイトなのかもしれない。本当は週末の時間がある時に、家族と一緒にじっくり読んでもらいたいのだが、なかなかその思いは叶わないのかもしれない。
 もちろん、夜の時間帯もアクセスが減るわけではないので、昼間会社でチェックしておいて、家に帰ってからゆっくり読んでくれている人も少なくないだろう。字ばかりのサイトで、読むのもたいへんだとは思うが、そこは「自分のため」。私も、なるべく難しい言葉は使わず、わかりやすく書いているつもりなので、がんばって読み切って欲しいと思う。
 また、訪問者数の4割近くの人が、検索エンジンで検索をしてこのサイトを見つけている。その中のほとんどがYahoo!からの訪問者だ。
 Yahoo!のディレクトリに登録されたことで、アクセス数が格段に増えたのは事実なのだが、ディレクトリに登録されると、サイトのタイトルとYahoo!側で書いた紹介文が検索にひっかかるようになっているので、同じ債務整理を扱っているサイトでも、キーワードによってHitしないことが多々ある。
 たとえば、「債務整理」というキーワードではこのサイトはHitしない。一方、「借金」というキーワードでHitしない債務整理関連のサイトもたくさんある。
 このサイトは、自己破産がメインでないにも関わらず、「自己破産」というキーワードで来る人が一番多いのは、Yahoo!の紹介コメントが『借金の返済日記、任意整理の方法、会社の自己破産処理の体験記等』となっているからだ。
 「借金女王」というタイトルは、そんなに熟考したわけではなく、かなり「思いつき」でつけたサイト名だ。
 だが、実際に借金で困って途方にくれている人が、検索エンジンにどんなキーワードを入れるかを改めて考えてみると、やはり「債務整理」ではなく、まずは「借金」とか「自己破産」ではないだろうか。「自己破産」という言葉だけなら、多分誰でも知っているだろうが、最初から「債務整理」という言葉が出てくる多重債務者はそう多くないだろう。
思いつきにせよ、結果として、サイトタイトルに「借金」という言葉が入っていることが、このサイトのアクセス数をここまで伸ばしている大きな要因のひとつではないかと思う。Googleで「債務整理」とか「自己破産」を検索してみても、このサイトはなかなか出てこない。新聞記事や専門家のサイトばかりが出てくる。しかし、専門家が意外とサイト上で使っていない「借金」という言葉で検索すると、このサイトは3番目に出てくる。やはりタイトルは重要なんだな、と今更ながら実感している。
 ただし、上記のデータは、すべてこのサイトのトップページのデータだ。今月のはじめに、試しにサイト内の各ページにもカウンターを置いてみた。カウンターの上がるスピードは、各ページを平均すると、せいせい10分の1程度にしかならない。検索をして、このサイトのトップページまでやってきても、リンクをひとつもクリックすることなく、閉じてしまう人が圧倒的に多いということだ。
 私自身も検索をして、トップページだけ見て「なんか違うなぁ」と感じて中身を見ないまま別のサイトに移動することも結構多いので、当然と言えば当然なのかもしれない。
 このサイトのアクセスログを、このように見ておくと、仕事でサイトを作る時にも良い参考になる。
 しかし、私が頼まれて作るサイトは、企画書と見積書をバッチリ作って、立派なプレゼンをして作るようなサイトではなく、パソコンなんてほとんどさわったこともないようなおじさまたちが経営する、個人商店や小さな会社のサイトである。中身より見た目重視で、文字や画像が動いていないと「手抜き」だと言われてしまうようなレベルだ。
 このサイトは借金問題に関する果てしない啓蒙活動のようなものだが、これに劣らず、地元のおじさまたちへのネットに関する啓蒙活動も、険しい道のりだ。

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