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掲示板で何度も受ける質問をまとめて、「債務整理FAQ」というコンテンツをアップした。
多分、こういうページがあった方が親切だろう、とは前から思っていたのだが、結局は過去ログを読めばすべてわかることだし、他のページを読んでもらえなくなるとも思ったので、あえて先送りににしていた。
でも、確かにあると便利だし、私も他のWebサイトを訪れて「FAQ」があれば、必ずと言ってよいほど読んでいる。
まだまだ足りないこともあるだろうが、気付いたら随時増やして行こうと思っている。
とりあえずのFAQをまとめてみて感じたのは、このサイトを開設したから、ずいぶんたくさんの知識を得たのだな、ということだ。
このサイトは、私が債務整理を決意して、弁護士会に相談に行く前の日に開設したものだ。
実際に自分で任意整理の手続きをすすめる過程で初めて知ったこともたくさんある。
そして、自分の手続きとは何の関係もないことでも、掲示板での質問に回答するために勉強したことも随分多い。
質問する人は、私がこのようなサイトを開設している以上、債務整理のエキスパートだと思っているのかもしれないが、私はただの任意整理経験者だ。しかも、最初からとても良い弁護士に恵まれ、費用も頼む前から「分割で良い」と言ってもらえたし、特に和解にあたって大きな支障もなかった。自分では債権者と債務額をリストアップしたぐらいで、他には何もやっていない。
たまたま会社の破産手続きをやった経験があるので、破産にまつわる手続きや裁判所の様子を少し知っている、というぐらいで、後は普通の多重債務者と変わらないのだ。
本来はこんな風に、人の相談に乗れるような立場の人間ではないし、人の相談に乗る目的でサイトを開設したわけでもない。
返済の過程を公開し、自分自身がくじけないようにしよう、と思っただけだった。
それでも、私と同じように債務を抱えるたくさんの人がこのサイトを訪れ、相談や質問を掲示板に寄せて来るようになった。
知らないこともたくさんあったから、回答するために、ネットで検索したり、本屋さんに立ち読みに行ったりした。
正直言って、「なんで私が調べてあげなくちゃいけないんだ」と思うこともあった。かなり時間をかけて調べて回答したのに、「ありがとう」も言ってくれない人も少なからずいた。
でも、こうしてあらためてFAQをまとめてみると、そうして時間をかけて調べたこともムダではなかったと感じる。
このFAQをまとめるために、あらためて検索したり文献を当たったりする必要はまったくなく、全部自分の頭の中に入っていることだけで済んだ。
私は自分が人より特別勉強家だとは思わないし、特別頭が良いとも思わない。要するに凡人だ。
だから、ちょっとその気になれば、誰でもこの程度の知識を得ることができるということだと思う。
ましてや自分の借金でどうしようもなくなっている人であれば、本来は必死になって情報を集めようとするはずだから、もっと短期間でもっとたくさんの知識を得ることもできるのではないだろうか。
「難しい法律用語ばかりでわからない」と言う人も時々いるが、はじめから逃げていても何も始まらない。「難しい」という先入観で見ている限りは一歩も進めないと思う。
この「債務整理FAQ」は、読めばすべて解決する、というものではなく、債務整理を考えている人が、これからどんな知識を得ていけば良いのかをみつけるための、とっかかりにしてもらうために作ったページだ。決して親切なFAQではないかもしれないが、債務に悩むみなさんが、自分の方向付けをするために活用して欲しいと思っている。
やはり、自分の力で解決の糸口を見つけてこそ、これまでの借金漬けの生活と決別し、あらたにやり直すための第一歩になるのではないだろうか。
司法書士を名乗る方から相互リンクのご依頼があった。しかも、当サイトの「運営費用」を寄付してくれる、と言う。
取りようによっては「お金を払うからリンクして欲しい」、要するに広告掲載申し込み、ということになる。
そんなご依頼をもらったのははじめてだった。
以前からの読者の方なら、私がフリーWebスペースの広告を嫌って、ドメインを取って今のサーバに移って来たのはご存知だと思うし、私が営利目的でこのサイトを作っている、と思っている方もまずいないと思う。
その司法書士さんのサイトは、まだ作りたてという感じで、内容もほとんどないし、見栄えもまだまだ改善の余地があると思ったので、その旨を伝えて、今回のリンクはご遠慮申し上げた。
私にくださる、という寄付金は、少しでも債務者救済に使って欲しい、という旨も伝えた。
ところが驚いたことに、それに対するお返事が、私が特定の弁護士からお金をもらっているのだろう、というような内容だった。
その方によれば、誰の援助も受けずに、このようなサイトを運営できるわけがない、ということらしい。
「弁護士費用は高額である」と言わないので、弁護士の息のかかったサイトなのだそうだ。
ひょっとすると、ネット歴もまだ浅くて、個人が趣味で運営しているWebサイトがある、ということをご存じないだけなのかもしれないが、この発想には驚きを通り越して、呆れてしまった。
その方はさらに、当サイトからリンクしている弁護士さんのひとりを挙げられて、その人が良心的でないから(その理由はよくわからない)、そんな弁護士と相互リンクしている私も良心的ではないとも言って来た。
サイトをやっていれば、色々なご批判をいただくこともあるのだが「弁護士から金をもらっている」、という突拍子もない批判、というより言いがかりをつけられたのは初めてだ。
その人によれば、ネット上で多重債務者救済活動をしているあるNPOが、ある弁護士に5億円で買収されるらしいので、検索するとそのNPOのサイトよりも上位でHitするこのサイトが、買収されないわけがない、ということらしい。ずいぶんと豊かな想像力である。
NPOと個人サイトを一緒に考えているのは、多分この方だけだろう。NPOの買収に5億円もの金額が動く、というのも信じ固い話だが、それは私も確かめたわけではないし、この方も自信を持って言っているので本当のことなのかもしれない。
でも、私に5億円どころか500円払っても、弁護士さんには何のメリットもないと思う。個人のサイトが本当に億単位で売買できるのなら、これは新しいビジネスモデルになるだろうから、この司法書士さんも大儲けできるかもしれない。
このサイトのリンク集には、何人かの弁護士さんや司法書士さんのサイトを掲載しているが、もちろん掲載費用など戴いていない。
私が読んで、債務に悩んでいるみなさんの参考になると感じたり、このサイトの足りない部分を補完していただけると感じたサイトに、こちらからお願いしてリンクさせていただいているだけだ。
そもそも、せいぜい1日600人程度の来訪者しかない個人サイトに、お金を払ってまでリンクしてもらおうなどとは、普通考えないと思う。
そういう意味では、この司法書士さんは、このサイトの影響力を過大評価されているのかもしれない。
サラ金の広告バナーがイヤで、営利目的だと思われるのもイヤで、有料のサーバに移転したのが、かえって良くなかったのだろうか。
結局は「世の中、色々な人がいるのね」と思うしかない。
先日、色々とご批判をいただいた時にも感じたことだが、自分の思いを正確に人に伝えることがいかに難しいことなのかを改めて実感している。
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