借金女王

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返済日記

債務整理をはじめた2000年5月から、2003年8月の完済までの日記です。
現在の日記はblogで更新中です


2002年5月の日記

2002年5月18日

掲示板でも日記でも何度も何度も言っていることだが、借金していることや債務整理することはぜひ家族や恋人に話して欲しい。
 それは借金の肩代わりをしてもらうためではない。
 常に近くにいて叱咤激励してもらう人の存在は、多重債務という病気からの「リハビリ」には欠かせない。そして人に言うことで、自分に対して「立ち直る」という固い決意をより強固なものにすることができるのではないだろうか。
 それでも「債務整理をしたら家族に知られませんか?」とか「どうしても夫に内緒で借金をなんとかしたいのですが」と言った相談はこのサイトの掲示板にも良く書き込まれるし、他の同テーマのサイトの掲示板でも頻繁に見かける。
 そもそも、そういうことを簡単に人に話せるタイプの人は、あまり多重債務に陥るようなことはないのではないかと思う。返済に困った時にすぐに家族に「お金足りないから貸して!!」と言える人だったら、返済のために他のサラ金に行って新たに借り入れなくて済む。
 しかし、だからこそ、家族への告白は話した本人にとって強い意味を持つことになるのだ。
 「家族に言えない」という人たちは皆、その理由を「心配かけたくないから」だと言うが、そんなのは建前で、実際は借金をすることやその返済ができないことに非常な罪悪感や後ろめたさを持っていて、家族に叱られたり軽蔑されたりするのが嫌なのだろう。
 だが、ちょっと家族の身になって考えてみて欲しい。
 返済に窮するほどの債務を抱えていれば、気持ちも不安定になるし、悩んだり考え込んだりもしているはずで、そんな様子を身近にいる家族が見て何とも思わないわけがない。個人名でかかってくる謎の電話とか、差出人の無い郵便物も何度か目撃しているかもしれない。
 そんな家族から見れば、何かに悩んでいることははっきりとわかるのに、本人が言わないから何もできない、という切なくてもどかしい気持ちを、話してくれるまでずっと味あわなくてはならない。悩んでいる理由が借金だったとわかった方が、家族の「心配」も和らぐものだ。
 金融業者にとっては「夫に内緒の主婦」などは格好のカモだという。
 夫にバレないように、どんなことをしてでも必死で返済してくるからだ。
 だが、そんな立派な「カモ」になれるほどのパワーがあるなら、ご主人に話して、1〜2時間のお説教を聞くくらい、どうということはないではないか。
 あなたが思っている以上に、家族や恋人に話すことで気持ちはとても軽くなる。そして本当に前向きな気持ちになれる。
 私自身もそうだったし、ここで掲示板で「家族に話しました」と報告してくださるほとんどの人が、借金を告白すると「どうしてもっと早く言ってくれなかったの?」と言われ、最後には「一緒にがんばろう、協力するよ」と言ってもらっている。
 そのまま家族に内緒で自転車操業を続け、ついに力尽きてしまい、取立てに来た金融業者の口から初めて借金のことを聞かされる家族がどんな気持ちになるのか、裁判所から書類が届き「これは何だ」と問い詰めた末に渋々借金があることを告白された家族がどう思うのか、よくよく考えてみて欲しい。
 自分の口から借金の事実を告げ、債務整理をして立ち直るから、と決意を語るのが、家族に心配をかけたせめてもの罪滅ぼしではないだろうか。
 このサイトに来ている多重債務者のほとんどは、もう首が回らなくなっているか、それに近い状態だと思う。それでも家族や恋人に「バレていない」と自信満々に語る人も少なくないのだが、バレてないと思っているのはたいてい自分だけだ。
 私も彼にはバレていないつもりでいた。でも、債務整理をすることになった時、彼に話したら「だいだいそんなことだろうと思ってた」とあっさり言われた。そう言われて考えてみれば、精神的にも全然余裕が無かったし、彼に対して当たるようなこともあったし、不自然な態度も取っていたような気がする。
 家族や恋人は、あなたがすべてを話してくれるのを今日か明日かと待っているのだ。早く話して気持ちを楽にして、前向きに債務に取り組んで行って欲しいと、切に、切に願っている。

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