借金女王

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返済日記

債務整理をはじめた2000年5月から、2003年8月の完済までの日記です。
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2000年9月の日記

2000年9月21日

借金の話とは関係ないが、祖母の病院のことで腹が立って仕方がない。
祖母は病院の理屈で言うと「病気」ではない。
痴呆と、脳梗塞による半身麻痺、自分で食事を摂ることができないので、胃に管で直接栄養を送っている。
そのため、投薬とか手術とかの「医療行為」は一切行っていないから「病気ではない」そうだ。
それでも、栄養をチューブで胃に送っている以上、自宅に連れ帰ることはできないわけで、病院から見ると「置いてやってる」ということらしい。
祖母が倒れたのは6月の半ばだが、入院と同時に「1ヶ月しかいられないから、次の病院を探せ」と言われた。
7月後半に転院したが、その病院からも入院する前から「次を探せ」と言われた。
病院は、寝たきりでこれと言った医療行為ができない老人を置いていても、手間だけかかって儲からない。
金が取れるのは、入院時の保証金と検査費用だけなので、似たような状況の老人を受け入れては追い出し、追い出しては受け入れることによって儲けようとしているとしか思えない。
地元の病院という病院を回ったが、どこも受け入れはするが「2ヶ月」「3ヶ月」という期限を突きつけられる。
ある病院は、入院費の他に「テレビ代」を1日2500円も取る、という。各ベッドにテレビがついているので、その視聴料らしいが、半身麻痺で寝たきりの痴呆の老人がテレビなど見るわけもないのに、「規則だから」払わないといけないのだそうだ。
そろそろ9月も終わるので、病院に行く度に「次を早く決めてください」と言われる。
先日、「半年ほど置いてくれる」という病院を見つけ、診断書をはじめとする大量の書類を言われるままに提出したのだが、1週間後に「理事会で相談したのだが、1ヶ月だったら置いてやってもいいよ」と言われた。
病院によって差があるが、入院時には期間が1ヶ月だろうと1年だろうと、一律で10万円程度の保証金を取られる。転院の時は「移送料」と言って強制的に3万円くらい取られる。CTスキャンをはじめとする検査をされる。「病院指定」の寝巻きなどを買わされる。
病院は「病気ではない」と言っていても、「病院に入院している」ので、介護保険は一切適用されない。
だから、転院のたびに20万近い費用を用意しなくてはならず、実家も工面するのがかなり厳しいようだ。
本来、私が実家の仕事を手伝って貰えるはずの報酬も「しばらく待ってくれ」と言われ、滞りがちになっている。
祖母が不憫でならない。明治から90余年も生きてきたひとりの女性が、物のように病院をたらい回しされ、祖母から見ればひ孫みたいな年の医者から「死ぬのを待つだけ」などといとも簡単に言われる。
いったい、どうなっているんだ、世の中は。

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